オムツは便利な失禁対策
排泄の問題は介護と切り離すことができないテーマです。特に、高齢になると失禁の問題が一般的になります。みなさまのご家庭ではどのような対策をされていますでしょうか?失禁をしますと、下着や寝具がおしっこで汚れてしまい、取り替えや掃除が大変です。毎日の介護をスムーズに行うために、オムツを使っているご家庭は多いと思います。最近のオムツは高機能なものがいろいろありますので、介護をされる側にとっても、介護をする側にとっても、快適に使うことができますよね。
オムツの前にできる、かんたんな失禁対策
ただ、オムツを使う前に、試すことができる失禁対策がたくさんあることをご存知でしょうか?かんたんにできる失禁対策をご紹介します。まず、「トイレに行く途中で失禁をしてしまう方」への対策としては、「その方のお部屋を、できるだけトイレに近いお部屋に移動する」方法があります。トイレに間に合いさえすれば、失禁することはありませんよね。また、「自分でトイレに行けるが、尿意がない方」には、「決まった時間に、トイレに行くことを促す」方法がオススメです。定期的にトイレに行く時間をもうけることで、尿意に関係なく排尿をすることができます。
筋肉を鍛える、失禁対策トレーニング
排尿の機能を改善させる方法もあります。お腹に力をいれたはずみによって失禁をしてしまう方は、「骨盤底筋」を鍛えることで排尿機能が改善できる可能性があります。排尿に関係する筋肉が衰えることで起こる失禁があります。この場合、衰えてしまった筋肉を鍛えることで、排尿機能の復活につながるのですね。失禁対策トレーニングを行える老人介護保健施設があります。デイケアで利用すると便利ですよ。担当のケアマネジャーさんに相談してみてください。