逆説的なようですが、「介護したい」という人がいても、「介護をされたい」という人はいません。迷惑をかけたくない、自分自身の力を出し切り、生き抜きたい、そう感じている人のほうが多いのです。そう考えると、介護をされないために、筋力をつけるトレーニングの重要性が分かります。筋力をつければ、転倒もしづらくなり、病院に行くことも少なくなるでしょうし、外も自分で歩けるようになるかもしれません。よりよい生活をするための好循環を生むことが出来るのです。
今回は簡単な介護予防をお伝えします。
1分間、目を開けて片足立ちをするだけ、です。簡単そうに見えて意外と大変ですよ。1分間の片足立ちを1日3回(左右で計6回)行うと、太ももの付け根に加わる運動負荷量は、なんと、両足で53.3分歩いたのと同じなのだそうです。これにより、骨が強くなって転倒防止効果も高まります。また、骨粗鬆症の高齢者が3~6ヶ月間この訓練をしたところ、太ももの付け根の骨密度の増加が約60%の人に見られたそうです。
1分で出来る介護予防、取り入れてみてはいかがでしょうか?