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施設入所者が利用する施設介護サービスなどの仕事について

施設系サービスには、7種類の介護サービスと2種類の介護予防サービスがあります。介護保険制度で施設として施設介護サービスを行うのは、介護老人福祉施設と介護老人保健施設、介護療養型医療施設、地域密着型介護老人福祉施設の4種類の介護サービスを利用する場合となっています。他の5種類の施設系サービスは、介護保険制度では居宅サービスとして制度上は規定されています。

介護老人福祉施設は、常時介護が必要とされる要介護者に居室や施設の設備、サービスなどを提供して、日常生活上の支援や身体機能の維持、改善への支援を行い、利用者の能力に応じた自立した日常生活が可能な限り継続できることを目的としています。

介護老人福祉施設の主な施設介護サービス内容は、①身体の介護に関すること、②食事に関すること、③入浴に関すること、④排泄に関すること、⑤機能訓練に関すること、⑥健康管理に関すること、⑦自立支援に関すること、⑧レクリエーションなどです。

介護老人福祉施設の施設介護サービスに従事する職員は、生活相談員、介護職員、看護職員、機能訓練指導員、介護支援専門員、医師などです。

介護老人保健施設は、疾病などで入院、療養を行うこととなった方に、医学的な管理のもとで介護やリハビリテーション、在宅生活に向かうための生活訓練などのサービスや支援を行って、家庭復帰や在宅生活の維持、改善することを目的としています。

介護老人保健施設の主な介護保健施設サービスは、①身体の介護に関すること、②食事に関すること、③入浴に関すること、④医学的管理、看護に関すること、⑤機能訓練に関すること、⑥栄養管理に関することなどです。

介護老人保健施設の介護保険施設サービスに従事する主な職員は、医師、看護職員、介護職員、機能訓練指導員、支援相談員、管理栄養士、介護支援専門員、薬剤師などです。

介護療養型医療施設は、長期の療養が必要な要介護者などが入院することで、医療や看護、日常生活上の支援、身体機能の維持、改善への支援を行い、利用者の能力に応じた自立した日常生活を可能な限り継続できるを目的としています。

介護療養型医療施設の主な施設サービスは、①療養上の管理、②医療に関すること、③機能訓練に関すること、④入浴に関すること、⑤食事に関すること、⑥身体の介護に関すること、⑦レクリエーションなどです。

介護療養型医療施設の施設サービスに従事する主な職員は、医師、薬剤師、栄養士、看護職員、介護職員、理学療法士、作業療法士、介護支援専門員などです。

地域密着型介護老人福祉施設は、定員が30名未満となっている以外は、介護老人福祉施設と同等のサービスや支援を行う施設となっています。



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