利用者の自宅で行う仕事は、訪問介護のサービス以外には①訪問入浴介護、②定期巡回・随時対応型訪問介護看護、③夜間対応型訪問介護の3種類のサービスがあります。
訪問入浴介護
訪問入浴介護のサービスは、自宅での入浴やデイサービスなどの利用が困難な要介護もしくは要支援の認定を受けた方が対象となります。そして、利用者の自宅へ浴槽を積んだ巡回入浴車が訪問して、浴槽を自宅内に持ち込んで入浴や部分浴、入浴が困難な場合には清拭などの介護を行います。
訪問入浴介護のサービスは、身体の清潔を保つことで健康の維持と家族の介護負担などを軽減することを目指しています。
訪問入浴介護のサービスを行う担当職員は、原則として看護職員と介護職員がチームを作って訪問します。
定期巡回・随時対応型訪問介護看護
定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、2012年4月より始まったサービスです。日中・夜間のいずれの時間帯でも訪問介護と訪問看護について協働もしくは連携して、介護支援を中心とした定期巡回訪問と随時訪問を行うサービスです。
定期巡回・随時対応型訪問介護看護のサービスは、一日複数回の身体介護を行う訪問介護サービスに、生活支援の訪問介護サービスや訪問看護を組み合わせる日常的なサービス提供の以外に、サービス利用者からの通報があった場合には、随時訪問を行って訪問介護や訪問看護の支援を行います。
定期巡回・随時対応型訪問介護看護のサービスには、介護職員と看護職員が従事します。
サービスの提供を行う事業所は、訪問介護と訪問看護の両方のサービスを提供する一体型の事業所と二つのサービスを別々の事業者が提供する連携型事業所があります。
夜間対応型訪問介護
夜間対応型訪問介護は、2006年4月より開始された定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービスと類似したサービスです。夜間対応型訪問介護は定期訪問や随時訪問の時間帯が18時から8時までの間だけと制限されており、8時から18時までの日中の時間帯については、訪問介護のサービスを利用することになっています。
夜間対応型訪問介護には、介護職員が従事します。