利用者が短期間施設に泊まるサービスの仕事について

短期間の宿泊を行うサービスには、①短期入所生活介護（ショートステイ）、②短期入所療養介護の二種類があり、いずれにも介護予防サービスがあります。

短期入所生活介護は、介護老人福施設（特別養護老人ホーム）や短期入所専門施設へ短期間の宿泊を行うことで、介護者の負担軽減や急病時、急用時に一時的に介護が困難になった時の対応や、自宅での生活を継続するための支援や身体機能の維持、改善を図ることなどを目的としています。

短期入所生活介護の主なサービス内容は、①身体の介護に関すること、②食事に関すること、③入浴に関すること、④排泄に関すること、⑤機能訓練に関すること、⑥レクリエーションなどです。

介護老人福祉施設での短期入所生活介護は、特別養護老人ホームの施設、職員などによって入所施設としての運営と一体的に行われています。短期入所生活介護サービスを利用した際の内容は、短期入所生活介護の目的に配慮しながら介護老人福祉施設の入所サービス内容に準じたものとなります。

短期入所生活介護に従事する主な職員は、生活相談員、介護職員、看護職員、機能訓練指導員などです。

短期入所療養介護は、主に老人保健施設で短期間の宿泊を行って、介護者の負担軽減や介護者の負担軽減や急病時、急用時に一時的に介護が困難になった時の対応、能力に応じた自宅での自立した生活の継続、身体機能の維持や改善を図ることなどを目的としています。

短期入所療養介護の主なサービス内容は、①身体の介護に関すること、②食事に関すること、③入浴に関すること、④医学的管理、看護に関すること、⑤機能訓練に関すること、⑥栄養管理に関することなどです。

短期入所療養介護のサービス提供場所は、主に介護老人保健施設になりますので、介護老人保健施設の入所利用者と同じ生活を過ごす事になります。短期入所療養介護で介護老人保健施設を利用した際のサービス内容は、短期入所の目的に配慮しながら介護老人保健施設入所者へのサービス内容に同様なものが提供されます。

短期入所療養介護に従事する主な職員は、医師、看護職員、介護職員、機能訓練指導員、支援相談員、管理栄養士、介護支援専門員、薬剤師などです。