介護施設を利用することの重要性
愛する家族の介護はできるだけ自分たちの力でやりたいものですよね。ただ、私たちは介護のプロではありませんので、どうしても介護の限界がやってくる場合があると思います。特に、認知症の高齢者を介護する場合には、自分たちの力だけではどうにもならない場合が多々あります。介護に悩み、介護に疲れてしまうことで、本来、一番大切であるはずの自分たちの生活が崩壊してしまうケースもあるくらいなのです。どうにもならない場合には、躊躇することなく、介護施設などの外部の力を借りてください。ここでは、認知症の高齢者が利用することのできる介護施設を紹介します。
特別養護老人ホームの利用
特別養護老人ホームは、充実した介護サービスを低費用で利用することができますので、高い人気がある施設です。ですから、特別養護老人ホームへ入居するためには、長い順番待ちをしなければならない場合が多いのです。ただ、介護の必要度合いが高い方は優先的に入居することができて、要介護度の高い認知症の方はこのケースに当てはまります。特別養護老人ホームの中には認知症介護に力を入れている施設がありますので、こうした施設では比較的スムーズに入居できる場合がありますので参考にしてください。
グループホームの利用
また、要介護度がそこまで高くない認知症の方にはグループホームを利用することができます。グループホームは認知症の高齢者が集団生活する施設です。グループホームでは、食事や入浴、排泄の介助など、日常的生活に対する支援を受けることができます。集団生活をする施設ですので、24時間の介護を必要とするような方は入居することができません。特別養護老人ホームとグループホームのどちらも介護保険を利用することができますから、毎月10万円程度の費用で利用することが可能ですよ。