老人ホームでの「食事」の役割
老人ホームでの生活では「食事」が重要な役割をもっています。入所者のみなさまのなかには、「食事がいちばんの楽しみ」だと言う方も大勢いらっしゃいます。おいしい食事はわたしたちの味覚を刺激してくれるものです。また、食事は季節感を感じさせてくれるものでもあります。単調になりがちな老人ホームの生活において食事が重要な役割をもつ、ということを想像できると思います。ですから、「食事のよしあし」という点は、老人ホームを選ぶ際の大切なポイントになるのですね。
施設見学では「食事の味」をチェック
そこで、施設見学を行う場合には「食事」に関するチェックをすることをオススメいたします。まず、当然のことですが、「食事がおいしいかどうか」を確認しておきましょう。施設見学に訪ねると、多くの施設で食事の試食をすることができますので、実際に味を確かめてみましょう。高級な有料老人ホームのなかには、食事の質をセールスポイントにしている施設があります。ただ、食事がおいしいと評判である施設だとしても、入居者さまの口に合わなければ意味がありません。
「食べやすさ」もチェック
また、食事が「食べやすい大きさ、食べやすいかたち」に工夫されているかどうかもチェックポイントになります。高齢者はどうしても食べものを飲み込む力が弱くなっていきます。大きさやかたちに工夫がされていると、飲み込む力が弱くなったとしても、楽に食事をすることができますよね。「食べる」という行為は人間にとって必要不可欠なものであるとともに、大きな楽しみのひとつですね。意外と見落としがちなポイントですから、入居してから後悔しないように、施設見学の際には充分にチェックしておきましょう。