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vol 14: 訪問マッサージの上手な使い方
■ 特 集 ━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
知って得する介護保険外サービス
今回は、訪問マッサージについて紹介します。
外出することが困難で、マッサージなどに通うことができない場合、
医師が必要だと認めて同意書を書いた場合には
医療保険が適応される訪問マッサージを受けることができます。
後期高齢者医療制度に該当すれば1割の自己負担で
訪問マッサージ(はり・きゅう)を受けることができます。
ただ、訪問時間は20分程度と短いですので、
今の症状に合わせて、どんな治療が必要なのか、
ポイントを絞って施術してもらうことをお勧めします。
自宅で行う運動などについても相談に乗ってくれますので、
ふだんどんなストレッチや体操をするといいのか、など、
質問してみるのもいいと思います。
ただ、主治医の先生が、それを必要だと認めない場合もあります。
同意書を書くということは、その施術への責任があると考えて躊躇する医師も少なくありません。
ただ、この同意書に関しては、「主治医」には限定されませんので、
主治医の先生が認めなかった場合、他にかかっている病院があれば、
そこで同意書を書いてもらえないか、相談してみることもお勧めします。
■ おすすめトピックス ━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
(Q)兄の介護について(ろうちゃんさんの投稿)
60歳、独身の兄が、脳梗塞を発病しました。
その結果、失語症、右半身不随となり、動かせるのは左手左足のみとなっています。
今のところは病院に入院中ですが、車いすにも乗れない状態です。
私たち兄弟姉妹は、今後、どのような支援を兄に対してしていったらよいのでしょうか。
(A)
ろうちゃんさん、はじめまして。どうぞよろしくお願いします。
60歳とまだお若いのに脳梗塞の後遺症も重いようですね。
お兄様もきっとこれからの生活に不安や混乱を抱えていると思いますので、
その気持ちに寄り添っていただくことが一番の支援だと思います。
今後については、リハビリや退院などの計画を病院側の相談員と一緒に進めていくことになります。
リハビリのために転院するのであればどんな病院になるのか、
介護保険の申請をいつどのように行うのか、など、
一歩ずつ話を進めていくことをお勧めします。
独身ということで、
ご自宅に戻っての生活が一人でできるかどうかなど、様々な問題も出てくるかと思います。
まずは、兄弟姉妹で、どなたが病院との間での窓口となるかを決めていただき、
それぞれがどのような形で支援ができるかどうかを話し合ってみましょう。
まだ60歳ということで、今後のリハビリなどによっては状態の回復や
左手を使った生活動作の習得も期待できるかと思います。
ただ、重要なのがお兄様のリハビリへの意欲です。
お兄様自身がご家庭を持っていないということで、自暴自棄になることがないよう、
そっと励ましていただくことが大切だと思います。
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