メルマガvol 20:　自費レンタルの介護用ベッドはお得？

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使って便利な福祉用具の紹介

今回は、介護用ベッドについてですが、
最近、福祉用具の事業所で提供することが多くなっている
介護保険外の自費レンタル介護用ベッドについてです。

介護保険では、要支援1・2と要介護1の軽度認定者への介護用ベッドのレンタルを
原則認めない方針となっています。
主治医が医学的見地から必要と認め、担当者会議の場で必要性を確認し、
申請によって保険者（市町村）が認めた場合には
例外的に介護用ベッドの利用が認められるという回りくどい取り決めがあるのです。

そこで、軽度認定者や申請前の利用者を対象に、
介護保険外の自費で電動介護用ベッドを貸し出す事業者が増えています。
しかも、その価格帯は年々と値下がりし、
マットレスなどの付属品を含めても、1500円程度で介護保険外レンタルを行う事業所もあります。

そうなりますと、介護保険でのレンタル料金とほとんど変わらない自己負担で
ベッドを利用できるということです。

なぜこれほど安い金額でベッドを自費でレンタルできるかといいますと、
一つは福祉用具の事業所が、いずれ要介護になる見込み利用者を確保しておくため。
もう一つは、こういった自費レンタルで貸し出されるベッドは、
ほとんどが現在の安全基準（JIS規格）を満たさない商品だということです。
介護ベッドでは以前から重大事故が相次ぎ、大きな問題となっていました。
古いベッドは安全性において欠陥のある商品ですが、
処分にも費用がかかり、在庫にするにも場所を取ります。
ならば格安な価格で貸し出してしまうという目論見があるわけです。

ですので、自費でも安く借りられるから、ではなく、
重大事故を防ぐために、手続きを踏むべきだと思います。

■　おすすめトピックス　━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

（Q）母の食欲不振（syunさんの投稿）

同居中の母が、足を骨折して以来、あまり動かないせいか食欲をなくしてしまいました。
怪我の回復に伴い、徐々に食欲も戻ってきているのようですが、何か食べようとしても、おかゆなどしか喉を通らないようです。
医師からは「早く回復するためにも、きちんと食事をさせてください」言われていますが、食べられるものがあまりなく、
何を食べさせたら良いのかわからない状況です。
点滴などを受けさせてもらったほうがいいのでしょうか。

（A）

syunさん、はじめまして。どうぞよろしくお願いします。

食事がとれないと体力もついてこないので、心配ですよね。
おかゆなら食べれるようなので、食事の形態が合っているのかを
一度検討してもらうことも必要かもしれませんね。
流動食に近いものであれば食べられるのであれば、
ムース食などの半固形化食品を試してみるのも方法です。
薬局などでもレトルト品を売っていたり、
高齢者向けの配食業者でも取り扱っているところがあります。

また、病院と相談してみて、嚥下（飲み込み）の機能の検査をできる
医療機関を紹介してもらうのも方法です。
病院で高カロリーの栄養補助飲料などを処方してくれる場合もあります。

点滴を受けると楽になると思いますが、
口から食べることは、口の機能を活用するだけでなく、全身の機能を活性化しますので、
できれば食事を食べることのできる方法がないか相談してみましょう。

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