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vol 15: 消費者保護機関の上手な使い方
■ 特 集 ━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
知って得する介護保険外サービス
今回は、消費者保護について紹介します。
認知症などにより判断能力が低下しますと、悪質な訪問販売・詐欺など、
契約トラブルに遭遇する可能性が高くなります。
そういったトラブルを解決するための
消費者保護のための機関があります。
それが消費生活センターです。
各都道府県や市町村に設置されています。
消費生活センターの連絡先などがわからないときは、
消費者ホットライン(0570-064-370)をご利用になると便利です。
お近くの消費生活センターを紹介していただくことができます。
クーリングオフ制度の利用など、
契約からの迅速な発見・対応が必要になる場合があります。
土日や祝日で対応できる窓口もありますので、
どの窓口を利用すれば迅速な手続きができるかを確認することをお勧めします。
法的トラブルに関しては、
法テラス(0570-078374)に連絡しますと、
法律や制度についての情報や相談機関の紹介などをしてもらえます。
消費者保護のための機関はありますが、
一番重要なのは、そういったトラブルを未然に防ぐための地域の見守りです。
高齢者・障害者の消費者トラブルや詐欺の事例を紹介している「見守り新鮮情報」という
メールマガジンが国民生活センターから発行されていますので、
情報収集を行うことでトラブルを早期発見することにも役立ちます。
■ おすすめトピックス ━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
(Q)薬の服用について(ななてさんの投稿)
88歳の実母について相談です。
先日、母が服用している薬の残量をみたら、2種類処方されている血圧の薬のうち、片方が2錠多く残っていました。
いつ間違えたか、本人にはわからないそうです。
母は認知症などはなく、薬の管理も本人にまかせていますが、家族が管理したほうがいいのでしょうか?
(A)
ななてさん、はじめまして。どうぞよろしくお願いします。
認知症でなくても、薬の飲み忘れというのは
生活を送っている中で起こりうることです。
あまり神経質になって薬をすべて家族が管理することになって、
逆にお母様の自尊心を損なってしまったり、
薬を管理するという自己管理能力を低下させてしまうおそれもあります。
できるなら自己管理ができる方法を考えていくことをお勧めします。
ポケット式の服薬カレンダーや薬ケースを使って、
いつ飲み忘れたのかが目で見てわかるようにしておくことも一つの方法です。
また、複数の薬が処方されているのであれば、
一包化といって、服薬する時間ごとに
薬局で個別包装してもらうこともお勧めです(別途料金がかかります)。
ただ、絶対に飲み忘れてはいけない薬もあります。
医師や薬剤師の説明などを聞いたうえで、
必要があれば家族や介護保険のサービスなどを利用して
管理をすることも検討してみてください。
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