高齢者にとってのインフルエンザの危険性
冬に気をつけないといけない病気はインフルエンザですね。インフルエンザはウイルスによって人から人へと感染する病気です。あまり外出しない高齢者であっても、仕事や学校へ出かけていた家族がインフルエンザのウイルスを持ち帰ってくる可能性があります。インフルエンザによる死亡者数のおよそ60パーセントは60歳以上の高齢者だそうです。インフルエンザは高齢者にとって大変危険な病気であるといえます。自宅で高齢者を介護する場合には、インフルエンザへの備えをしっかりしておく必要があります。
「効果的な手洗い」でインフルエンザ対策
高齢者へのインフルエンザの感染を防止するためには、家の中にウイルスを侵入させないことが重要な対処方法です。皆様もウイルス対策として帰宅後に手洗いをしっかりしているでしょう。皆様は手を洗うとき、どの部分を洗っていますか。手洗いの効果を大きくするためには、手のひらだけではなく、手の甲やひじから下の腕の部分も洗ってください。特に外気に触れやすい手の甲には意外とたくさんのウイルスが付着していますので確実に洗浄してくださいね。
「予防接種」でインフルエンザ対策
更に高齢者のインフルエンザ対策を確実にするためには予防接種を受けましょう。毎年、インフルエンザは年明けの1月頃から爆発的に流行します。インフルエンザの予防接種が効果を発揮するまでには2週間程度かかりますので、遅くとも12月上旬までには予防接種を受けておくことをおすすめします。インフルエンザの予防接種を受けるためには4000円前後の費用がかかりますが、多くの市町村で65歳以上の高齢者への助成制度を用意しています。お得に予防接種を受けることができますので是非とも活用してみましょう。