ハード面の確認だけでは「ありきたり」
これから介護施設を探そうとしている人の多くが施設見学を検討しているでしょう。施設の長所や短所がよくわかりますので、施設見学をすることは大切です。介護施設選びに関する一般的な書籍やインターネットサイトでは、設備や立地などのハード面を施設見学の要点として紹介しているケースが散見されます。しかし、このような施設見学は「ありきたりの施設見学」です。介護施設選びで失敗しないためには、さらなるチェックポイントがあるのです。
ソフト面の確認で「一歩進んだ施設見学」
介護施設選びで失敗しないためには「一歩進んだ施設見学」をする必要がありますので、ここではそのためのポイントを紹介します。「一歩進んだ施設見学」をするポイントは、施設のハード面だけはなく、施設職員のプロ意識などのソフト面をチェックすることです。設備が少し不十分であっても高い意識を持っている施設職員が揃っている介護施設では、入居者の満足感が大きい場合が多いです。
チェックポイントは施設職員の「表情」
介護施設のソフト面を確認することはなかなか難しいことですが、かんたんにチェックする方法があります。それは施設職員の「表情」をチェックする方法です。施設見学をするときには、施設職員の何げない瞬間の表情を見ておきましょう。仕事に対する意識や真剣さは何げない瞬間の表情に出てしまいます。怒りの表情や冷たい表情をしている場合は、入居者に対するあたたかい介護の姿勢に欠けているといえます。また、生気のない表情や疲れた表情をしている職員は100パーセントの力で介護にのぞむことができない可能性が高いのです。いっぽうで、入居者を満足させようという高い介護意識を持っている職員はやる気に満ちてイキイキとした表情をしていることが多いですので、チェックしてみてください。