介護施設の甘い一言にご注意
自宅でご家族を介護するということはなかなか大変なことです。仕事や家事をしながらの介護は愛情や義務感だけで乗り切れるものではありません。こうした厳しい状況の中で現れる介護施設という存在は介護者にとって、とても有り難い存在に違いありません。ただ、優良な介護施設が多いいっぽうで、利益を追求する一部の介護施設もあり、そのような施設は一人でも多くの入所者を集めるために営業トークを使うことがあります。介護施設は介護者にとって有り難い存在であるので、施設の甘い一言に乗せられてしまうことが多々あるのです。介護施設選びの落とし穴はここにあります。
介護施設選びの落とし穴
営業トークが得意な介護施設では、「これでご家族の介護も安心ですね」「私たちが最後まで面倒を見させていただきます」などの甘い一言を使います。こうした台詞を聞くと介護者にとって一安心の思いになりますね。しかし、だまされてはいけません。最後まで面倒を見るというのは、あくまでもご家族の健康状態が現在のままで維持された場合に限られることが一般的です。介護施設への入居後、ご家族が病気になってしまい、特別な医療行為が必要な状態になると退去を求められる場合があります。これが介護施設選びの危険な落とし穴なのです。
落とし穴を避けるために必要な行動
こうした落とし穴を避けるためには介護施設の甘い一言を鵜呑みしない姿勢が重要になります。入居説明を受ける際には、健康状態に関する入居ルールを確認しておきましょう。どのような健康状態であるなら、最後まで入居していられるのかをしっかりと把握しておくことが必要です。このような説明を求めたときに、あいまいな返事しかできない介護施設は危ない可能性が非常に高くなります。明確なルールを教えてくれる介護施設を選ぶことが肝心になります。