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発達も加齢も生まれてから死までの過程を示すものであります

≪発達≫は、「発育して完全な形態に達すること」(大辞林・三省堂)という意味で、一般的には用いられることが多いと思われます。

対人援助の専門職である介護職としては、人間科学(心理学)の分野で用いられることが多い、「生体が、時間的経過に伴って形態・技能・行動などを変化させていくこと。また、その過程」(大辞林・三省堂)という定義での理解が必要と考えられます。

ヒトの心理発達には、発達段階・発達区分があるとされ、エリクソンは8段階の発達段階と発達課題を示しています。

Ⅰ. 0~ 2歳 乳児期  基本的信頼<対>不信   【希望】

Ⅱ. 2~ 4歳 幼児前期 自立性<対>恥と疑惑   【意思】

Ⅲ. 4~ 5歳 幼児後期 積極性<対>罪悪感    【目的】

Ⅳ. 5~12歳 児童期  勤勉性<対>劣等感    【有能感】

Ⅴ.13~19歳 青年期  同一性<対>同一性の拡散 【忠誠心】

Ⅵ.20~39歳 成年前期 親密性<対>孤独     【愛】

Ⅶ.40~64歳 成年期  生殖<対>自己吸収    【世話】

Ⅷ.65歳~   成熟期  自己統合<対>絶望    【賢さ】

出典:Wikipedia(一部改変)

※年齢は発達段階に該当するおおよその年齢です。

※児童期を学童期・遊戯期、成年前期を初期成年期、成熟期を老年期とも示されます。

※【 】内は導かれる要素

エリクソンの発達段階説は、心身の機能のうち心理的発達の発達段階と発達課題を示したものになります。

2014070201



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