ストレスは、ひとが生きている限り無くなることはありません。自分のストレス反応が起きやすいのは、こころとからだのどのようなところなのか、ストレッサーに対するこころとからだのストレス耐性はどの程度なのかを知らなくてはなりません。
ストレスと上手に向き合い付き合って行くためには、こころとからだのストレス反応が起きやすい場所や、ストレス耐性の状態を知ることにより、ストレス反応に気づき易くなることで、ストレス反応を軽減、解消したりすることが、自分なりに行えるようになることが大切です。
<ストレス解消の方法と注意点>
◆リラクゼーション
自分にあったこころとからだの緊張を解きほぐす方法を見つけることが、ストレスを軽減、解消する方法のひとつとなります。呼吸法(腹式呼吸・深呼吸)、筋弛緩法、ヨガ、ホットヨガ、マッサージ、入浴、香り(アロマ・香)、音楽、食事などが考えられます。
◆ストレッチ
ストレッチは、リラクゼーションの一つの方法でもありますが、からだの緊張をほぐすことにも効果があり、こころの緊張も併せてほぐしてくれます。両手を伸ばしても良し、頸をゆっくり廻しても良し、背筋をゆっくりのばしても良し、ゆっくりと意識してからだを伸ばす動かすことだけで、からだの緊張が解けて、こころもゆったりさわやかになる効果もあります。
◆適度な運動
義務的にならない、楽しむ事の出来る範囲での軽い運動を行って、頭を切り換えることで脳の緊張をほぐすことになると考えられます。
◆質の高い睡眠
睡眠はこころとからだのメンテナンス時間です。質の高い睡眠を得る事で、十分なメンテナンスが行われて、こころもからだもリフレッシュすることが出来ると、日中の活力が出てくる事から幸せホルモンのセロトニンが増えて行き、こころとからだが元気になることが出来るようになります。
◆親しい人達との交流
自分のことを何でも話せる友人に、こころやからだのことを気兼ねなく話しを聴いてもらうことは、仕事や日常生活でのストレスに対して、話しをすることで自分で解決法を見つけたり、解決のヒントをもらったりすることが出来ることがあります。
◆笑う
「悲しいから泣く」、「泣くから悲しい」というタマゴとニワトリとの関係のように、笑うことによって、ベーターエンドルフィンというモルヒネの数倍もの鎮痛作用と快感作用があるホルモンが分泌されます。笑うことで腹式呼吸を行いますので、リラクゼーション効果ももたらします。
◆仕事から離れた趣味や人間関係を持つ
仕事が趣味と見受けられる人が多いことが、日本人の残念な特徴であり、バーンアウトが多発する原因となっています。ストレスを軽減しストレスと向き合い付き合って行くためには、生活の幅を広げて、多面的な見方や考え方が出来るようになることが望ましいと考えられます。仕事とは全く別の楽しみ、いろいろな見方や考え方を持つ人達と人間関係を持つことが大切であります。
◆ストレス解消の注意点
①ストレス解消のために喫煙をする事は好ましくありません
②飲酒は、適量内であれば「百薬の長」となりますが、習慣的な飲酒は、量と頻度のコントロールが難しくなる(耐性が生じやすい)ため、「百害の毒」となる可能性があります
③運動や趣味は、日常生活に支障を及ぼすまでに熱中することは、ストレッサーを新たに作ることになってしまいます。
ストレスと向き合って、上手に付き合って行く方法は、ストレスがひとそれぞれであるように、自分に合った方法を見つけることが大切です。自分に合った方法を探す事がストレッサーにならないように、ちょっとこころとからだを切り替えたり、休めたりすることが大切だと思われます。
<参照>
e-ラーニングで学ぶ・15分でわかるセルフケア/こころの耳:http://kokoro.mhlw.go.jp/selfcare/assets/pdf/elearning.pdf
<参考>
働く人のメンタルヘルス/労働者健康福祉機構:http://www.research12.jp/d_archive/mental/index.html