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間違った介助をすると「窒息」する危険があります…「食事介助」の悩みを解決します!~食事中編~

食事中の基本は「声かけをすること」
 前回は食事介助の全体の流れについてご紹介いたしました。今回、ご紹介する内容は「食事中の介助」に関する方法です。安全に食事を行うための方法ですから、しっかりと理解をして、実際の介護の場面で活かして欲しいと思います。まず、食事をしているあいだ、常に注意をしておかなければいけないことは、「意識の有無を確認すること」です。意識状態が低下している方の場合には、食事中に意識を失うことがあります。食べ物を喉に詰まらせることによって窒息の危険性がありますので、こまめに声かけをして、意識の有無を確認してください。

立ったままの介助はとても危険
 さて、食事中、介助者はどのような位置で食事介助をするべきでしょうか?立ったままの介助は危険であることを必ず覚えておいてください!立ったまま介助をすると、食べる方は見上げるかたちになってしまいます。あごを上にあげたまま、食べ物を飲み込みことになりますので、食べ物をのどに詰まらせる原因になるのです。窒息などの事故を避けるためには、介助者は食べる方と同じ目線にまで腰を落として介助をしてください。

スプーンは下方向からが安全
 スプーンを使用するときにも、高さを注意することが必要です。上方向からスプーンを口元へ持っていく介助者がいらっしゃるのですがこれはいけません。やはり、食事をする方はあごを上であげる形になってしまいます。先ほど述べたように、この姿勢では窒息の危険性があるのです。スプーンを使用する場合には、下唇に添わすように下方向から口元へ持っていきましょう。スプーンを3分の2程度、口のなかに入れて、上唇がスプーンのところまで降りてきたら、さっと引き抜きます。すると、食べ物だけが口のなかに残ることになります。



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