介護でよくある昼夜逆転の生活
自宅で高齢者の介護をしていると昼夜逆転の生活になることがよくあります。特に認知症の高齢者を介護する場合には昼夜逆転の生活になりやすいのです。認知症の高齢者は昼間に睡眠をとって、夜間は活動する生活パターンになる傾向があります。また、認知症の高齢者は夜間に妄想や幻想にとりつかれることが多いですので、認知症の高齢者を介護する場合には昼間よりも夜間の対応をすることが多くなります。つまり、介護者は生活リズムを崩しやすくなってしまいます。
介護者の生活の中で探す昼夜逆転の解決策
介護者には通常の生活がありますので昼夜逆転の生活パターンはかなりつらいものになってしまいます。一番かんたんな解決策は介護者の数を増やすことで、一人あたりの介護者の負担を減少させることです。しかし、現実にはなかなか介護者の数を増やすことは難しいと思います。そこで昼夜逆転の生活に困っている皆様に解決策を紹介します。私が皆様におすすめする解決策は睡眠の方法を工夫することなのです。
解決策は睡眠を工夫すること
昼夜逆転の解決策は睡眠を工夫することです。まず、夕食前に1時間から2時間程度の仮眠をとっておきましょう。この時間帯に睡眠をとっておきますと、夜間の介護中に眠気に襲われる心配がなくなります。夕食前に睡眠の貯金をしておくわけです。仮眠のあとにはカフェインを摂取することでスッキリと目覚めることができるのでおすすめです。また、夜間の介護が完了すれば本格的な睡眠をとります。できるだけ、正午までに4時間から5時間程度の睡眠をとりましょう。ここで効果的な睡眠をとるためのアドバイスがあります。睡眠をとる部屋は完全に暗くしてください。こうすることで質の高い睡眠をとることができますので、昼間の生活を問題なく送ることができます。このように睡眠の方法を工夫することで昼夜逆転の生活を解消することになります。