３．デイサービス利用の前に

お試し利用
　デイサービスを実際に利用する前には、ケアマネージャーにお願いして、お試し利用をしましょう。なぜなら、デイサービス事業所といっても、特色も様々で、大きな施設や病院に併設している所や元は一般企業が経営している所やリハビリや筋トレに重点を置いているところやカフェがある所や古民家風でのんびりした所や打ちっぱなしのゴルフができる所などもあります。利用人数も違うので、にぎやかすぎる所が苦手な利用者の人は、少人数のこじんまりした所にしたいという人もいます。見学をして、実際に参加させてもらって、気に入ったところを探しましょう。

契約
　デイサービス事業所が気に入ったら、実際の利用前に自宅にて、本人も含めて、ケアマネージャーと事業所の生活相談員とが実地調査をします。送迎の方法、利用者の方の状況、ご自宅のご家族のご様子、ご希望等を伺います。その時に契約書を交わす場合もあります。契約書には、必ず、その事業所の苦情受付担当者の責任者の名前が記入されています。県の介護事業の苦情受付の連絡先も記入されています。介護保険は両者による契約が必要です。アレルギーがあったり、嫌いなものがあったり、家族が不在の場合の送迎の仕方等を打ち合わせします。

実際の利用
　デイサービスは、利用時間が決まっています。基本的には、ご自宅へお迎えに行って、終わればご自宅へお送りします。ご家族が、仕事で不在の場合や独居での場合、出かけられる用意をして頂いていたら、ご自宅のベッドからのお迎えも可能です。お送りする場合も同じです。玄関までという方も多いです。独居で、着替えなどが出来ていない場合は、ヘルパーさんによる送り出しの準備が必要です。デイサービスでは、お迎えの時に着替えまでは基本的にしません。家に不在の場合、鍵をご本人の鞄に付けるなどの家の戸締りの準備等が必要になります。