施設へ入居する際のポイントを考えてみる際、「施設の中の明かり」というものも着目しましょう。
明かりの重要性
結構前から、一般住宅においても間接照明が使われる様になりましたね。なぜ、間接照明が良いのでしょうか。目に優しい…、オシャレ…、温かみを感じられる…、色々な理由があると思いますが、逆に、間接照明では用が足りない場合もありますよね。例えば、子供が勉強をしようと思った場合、間接照明では手元が暗く、目が悪くなる危険性もあれば集中出来ない可能性もあります。間接照明とはあくまでも、天井や壁を照らし出す証明として使用する事が効果的かもしれません。この様に、明かりというのは、暮らしの中において非常に重要な役割を担うものなのです。
施設における明かり
では、この重要な役割である明かりを、施設見学の時にどの様に確認する事が出来るでしょうか。お勧めは、夕方見学に行ってみることですね、しかも、冬。夏は、夕方でも明るくて照明を点けていない場合もあるでしょうから、日が短い冬の夕方に訪れてみましょう。施設見学の重要なポイントとして、一回見学しただけで決める事は危険だと考えています。もちろん、順番がなかなか回ってこない特別養護老人ホームの入所順番がきた場合は、そんな事を言っていられない事もあるでしょう。しかし、特定施設入居者生活介護だとかグループホーム、サービス付き高齢者向け住宅など、選択肢が広がる様な施設の場合、せめて二回は訪れたいものです。一回は昼間、スタッフの方にしっかり対応してもらえる時間に予約をとって。二回目は、冬の夕方、予約をしなければならない、或いは失礼にあたらないと考えるなら予約をとって、でも「いつでも来てくださいね」と言ってくれている様な施設であれば突然、訪れてみると良いでしょう。この時に、明かりを確認出来ます。
明かりをみるポイント
では、明かりをどんな観点からみれば良いのでしょうか。まずは、見た目の綺麗さや雰囲気に騙されない、という事です。特定施設入居者生活介護、いわゆる有料老人ホームなどは、入居費用が高い分施設などの設備投資が高くても当たり前です。というか、他のグループホームなどと一緒では、高い費用を払う意味がないとも言えます。しかし、お金がかかっているから良い施設ではありません。一時的に泊まる「ホテル」ではなく、ずっと生活するための「住まい」なのですから、暮らすのに、暮らしやすい明かりかをみましょう。寝る前に、煌々と明るい白熱球の様な電気が点いていたら、落ち着いて睡眠に入る事も出来ません。逆に、日中明るい方が良い様なリビングなどで、暗過ぎる様な明かりで雰囲気だけを重視しているのであれば、暮らしているうちに支障が出てくるかもしれません。適材適所という言葉がありますが同じことで、用途用途に適切な明かりが使われている事が望ましいでしょう。この要点は、特別養護老人ホームの見学でも同じ事ですね。