今は持ち手が工夫されたお鍋やフライパンなどがあるものですね
フライパンは持ち手が持ちやすいように形状が工夫されているだけでなく、安定して持つことも出来るように持ち手と反対側に握れるような小型の持ち手が付いているものがあります。また、片手鍋も持ち手部分は持ちやすいように形状が工夫されているだけでなく、安定して持てるように反対側にも小型の持ち手が付いているという工夫がされているものがあります。
包丁の持ち手と刃の部分が垂直になっているものに先端にくぼみがあって、専用のまな板には包丁のくぼみを差し込むためのレールがあって、包丁がまな板から大きく離れること無く、押し切りのように安定してものを切ることが出来るようにと工夫されている包丁とまな板とがあります。包丁には曲がったものだけではなく、真っ直ぐなもので先端にくぼみがあるものもあります。
トングは片付けるときに先端が開いてしまい扱いづらいのですが、トングの先端がつかみやすい形になっているだけでなく、お尻の所にストッパーが付いていて、引くと開いて押し込むと閉じるという便利な仕組みになっているものがあります。
その他にも便利な自助具などがたくさんありますね
左の写真はマジックハンドです。おもちゃのマジックハンドを使われている方をお見受けしたことがありますが、これは自助具として作られた先端が工夫されたものでありますので、使い勝手の良さは比べようもないと思われます。
右の靴べらみたいな形をした自助具は、ソックスを履くための器具です。写真の様に靴下にこの器具を差し入れると楽に履けるというものです。
写真の糸通しみたいな形をした器具は、ボタンをかけるための自助具です。ボタン穴に先端の輪になった部分を通してボタンを引っかけて引けば簡単にボタンかけができるという、小さなボタンをかけるのが難しくて困るならこれは便利なものとなるでしょう。
自助具、福祉用具を知るには保健福祉広報協会サイトを活用しましょう
一般財団法人保健福祉広報協会と言ってもどのような団体なのかと思われる方も多いかと思いますが、国際福祉機器展を主催している団体といえばご存じの方が多いと思います。毎秋に開催される国際福祉機器展は日本国中だけで無く海外からも来場者が大勢見える国内最大の福祉機器展示会であります。
保健福祉広報協会のサイトはHCR・国際福祉機器展(http://www.hcr.or.jp/index.html)となっており、トップページの下部に最新の福祉機器情報だけでなく、日本全国の福祉機器常設展示場へのリンクがありますので、こちらからお住まいの近くの福祉機器常設展示場を確認されて出向かれると、いろいろな自助具や福祉機器の情報などが得られる事が出来ます。
※参考にしたサイト:
国際福祉機器展 http://www.hcr.or.jp/index.html
ユニバーサルデザインカトラリー http://www.ud-cutlery.ec-various.com/index.html)