有料老人ホームのイメージ
みなさまは有料老人ホームについて、どのようなイメージをお持ちでしょうか?有料老人ホームは、特養や老健などの公共型介護施設に比べると高額な費用がかかります。ですから、有料老人ホームでは手厚い介護サービスを受けることができて、ご家族の残りの人生を安心して任せることができる、と考えている人も多いかと思います。こうしたイメージは間違いという訳ではありませんが、すべての場合に当てはまるイメージでもないのです。
有料老人ホームごとの特徴の違い
「有料老人ホームに任せておけば最後まで安心だ」というイメージだけで入居を決めてしまいますと、思わぬ落とし穴に出くわす可能性があります。落とし穴を避けるためには、「有料老人ホームごとに特徴があること」を知っておくことが重要なのです。有料老人ホームは一般的に、「介護重視型施設」と「自立生活支援型施設」に分類することができます。介護重視型の施設は要介護度の高い高齢者を対象としており、手厚い介護サービスを受けることができる点が特徴です。一方自立生活支援型の施設は、要介護度の低い高齢者を対象としており基本的な日常生活のことは、入居者が自分で行う点が特徴になります。
施設選びに失敗しないための方法
しっかりとした介護サービスを期待しているのにもかかわらず、自立生活支援型の有料老人ホームに入居してしまった場合には、入居後に「こんなはずではなかったのに…」ということになりかねません。「有料老人ホームごとに特徴があること」を知った上で、入居説明を受ける際にしっかりと施設の特徴を確認しておくことが大切になります。利益重視の施設の中には、耳障りのよいことばかりを強調するところもありますので、説明担当者の営業トークを鵜吞みにすることなく、みなさまが主体的に質問をするなどしてくださいね。