うつ病チェックの重要性
うつ病は「こころの風邪」と呼ばれるくらい、一般的な病気です。ただ、うつ病を患うと、風邪とは異なり、生活の中のいろいろな面へ影響が及びますので、しっかりとした病気への対応が必要となります。初期のうつ病ですと、適切な薬物療法や心理療法によって、比較的容易に快方へとつながるケースが多いですので、早めの治療を受けることが大切になります。そのためには、まず、うつ病であるかどうかのチェックを行う方法を知っておきましょう。
うつ病チェックの方法
うつ病チェックの方法としては、「SRQ-D」と呼ばれる調査方法がよく利用されます。以下、18個の質問項目に当てはまるかどうかをチェックしてみましょう。
1)体がだるくて疲れやすいですか?
2)騒音が気になりますか?
3)最近気分が沈んだり気が重くなることがありますか?
4)音楽をきいて楽しいですか?
5)朝のうち特に無気力ですか?
6)議論に熱中できますか?
7)首筋や肩がこって仕方ないですか?
8)頭痛もちですか?
9)眠れないで朝早く目が覚めることがありますか?
10)事故やけがをしやすいですか?
11)食がすすまず、味がないですか?
12)テレビを見て楽しいですか?
13)息が詰まって息苦しくなることがありますか?
14)喉の奥に物がつかえている感じがしますか?
15)自分の人生がつまらなく感じますか?
16)仕事の能率があがらず何をするのも億劫ですか?
17)以前にも現在と似た症状がありましたか?
18)本来は仕事熱心で几帳面ですか?
18点以上の人は初期うつ病に注意
以上の質問項目に、「ときどき」当てはまる場合は1点、「しばしば」当てはまる場合は2点、「つねに」当てはまる場合は3点として合計点数を計算しましょう。合計点数が18点を超える人は、初期段階のうつ病を患っている可能性があります。かんたんなチェック方法ですので、こころに疲れを感じるときにお試しください。