肺がんは早期発見が重要
日本人の死因のトップを占める「ガン」。その中でも、多くの人が患うガンが「肺がん」です。毎年、たくさんの日本人が肺がんによって死亡しています。肺がんは進行しまいますと、適切な治療がなかなか困難になってしまう病気です。ですから、確かな治療を受けるためには、早い段階での発見が必要になってくるのです。ここでは、肺がんの初期段階の症状について紹介します。肺がんが疑われる場合には、すぐに病院で診察を受けてみましょう。
肺がんの主な症状は「しつこい咳」と「血痰」
肺がんの初期段階の主な症状としては、「なかなか治らない咳」、「血痰」の2つの症状があります。まずは、「なかなか治らない咳」ですが、咳自体は日常生活の中で、よく見られる症状ですので、見落とされがちです。通常の風邪による咳の場合には、1週間程度で軽快に向かいますが、肺がんによる咳の場合には1ヶ月以上続くことになります。全く咳が止まらない場合には、肺がんの疑いがありますので、すぐに病院へ向かうことをおすすめします。また、「血痰」には要注意です。血痰とは、血が混じった痰のことです。私たちの痰には、通常の場合、血が混じることはありません。血痰はわかりやすい、肺がんのサインです。血痰があらわれた時には、必ず医師の診察を受けましょう。
進行してしまった肺がんは非常に危険
肺がんは進行していきますと、他のガンと同じく、肺だけはなく、全身に広がっていきます。特に、肺がんの場合は、肺からのガン組織の摘出が困難であるとされています。進行してしまった肺がんの場合には、有効な治療法がない可能性もありますので、できるだけ、早い段階での発見が重要なポイントになるというわけです。みなさまも、肺がんによる危険を避けるためにも、「長引く咳」と「血痰」には、くれぐれもご用心願います。