糖尿病は隠れて進行する病気
生活習慣病の代表的な病気が、糖尿病です。糖尿病は、ふだんの生活の中で、知らず知らずに、あなたの身体を蝕んでいく病気です。身体の不調により病院へ行ってみますと、「すぐに入院が必要です!」となりかねない病気が、糖尿病なのです。隠れて進行する病気ですので、糖尿病の適切な治療を行うためには、病気の症状を見つけることが必要なポイントになるのです。
糖尿病の症状について
一般的にいわれている糖尿病の症状を大きくわけると次の2つです。それは、「高い血糖値によって、引き起こされる症状」と、「糖尿病による合併症」です。合併症が起こる段階まで進みますと、重度の糖尿病にまで進行しているわけですので、ここでは、糖尿病における比較的、初期段階である「高い血糖値によって、引き起こされる症状」に関して紹介します。糖尿病によって血糖値が高まると「のどが渇きやすくなる」、「疲れやすくなる」、「むくみが出てくる」、「血流が悪くなる」、「ケガが治りにくくなる」といった症状があらわれきます。
糖尿病の初期症状を紹介
糖尿病の状態を簡単に表現しますと、血流の中に、大量の糖分が流れ出ている状態です。人間の身体は、血液中の糖分濃度を下げようとするため、大量の水分を欲することになり「のどが渇きやすくなる」というわけです。また、糖分とともに、身体の必要であるミネラルやたんぱく質までもが、流れ出てしまい、体外に排出されてしまいます。これによって、「疲れやすくなる」、「むくみが出てくる」などの症状があらわれます。さらに、血糖値が上昇しますと、「血流が悪くなる」、「ケガが治りにくくなる」ことにつながります。ちょっとしたケガが化膿してしまったり、足の指が壊疽してしまったり、目に見えるわかりやすい症状があらわれることになります。