天童さん、はじめまして。お祖父様のこと、ご心配のことと思いますが、気落ちせず、こレマデ通りに遊びに行って差し上げる天童さんの心遣い、きっとお祖父様や叔母さまも嬉しく思っていると思います。
もしかすると、久しぶりにお会いするお祖父様は、性格が変わったように感じられることがあるかもしれません。ですが、それは「病気のせいなのだ」ということを理解し、できるだけ穏やかに接するようにしてください。
「そんなわけない！」と思うようなことを話しはじめたりすることもあるかもしれませんが、認知症の方は、色々なことを考えてしまって、不安になっていることも多いのです。頭ごなしに怒るのではなく、ひと呼吸おいて「そうかもしれないね」と受けて、安心させてあげてくださいね。
また、叔母さまたちがどのようなスタンスで日頃お祖父様に接しているのかも確認しておきましょう。例えば叔母さまたちがお祖父様の妄想に話を合わせているのに、天童さんだけ「そうじゃないよ」と言ってしまっては、お祖父様が混乱してしまいますよね。こうした状況は避けてください。
また、天童さんが遊びに行ったときは、お祖父様の調子がよく、昔と変わらないように見えることもあると思います。ただ、認知症の症状は日によってまちまちなのも事実です。毎日一緒にいる叔母さまたちには色々な苦労があると思うので、「全然、いつも通りじゃない」などと思わず、ご家族のお話にも耳を傾けてあげてください。
天童さんが会いにいくことで、おじいさまにも叔母さまにも、いい意味で気分転換になると思いますよ。