先日、私が勤務するデイサービスで、野菜や文房具など様々なものを使って紙にスタンプを押し、ポストカード作りをしました。
ご利用者様のAさんは、人の話をニコニコと聞いてくださる優しい方で軽い認知症がありますが、穏やかな人柄で、スタッフはもちろん、他の利用者様からもすかれています。
普段は人の話を聞くことが多く、どちらかというと無口なAさんですが、この日は違いました！
テーブルの上に置かれた、様々な野菜をみて、育て方や収穫のコツなどをいろいろと教えてくださったのです。
Aさんはもともと農家に嫁がれていて、家が農業を辞めた後も、家庭菜園で作物を作られていたそうです。普段の昼食に出てくる野菜では形がわかりませんが、スタンプに使用する野菜は、丸ごとのまま用意して、使いたい方にあわせてスタッフがカットすることにしていたため、野菜そのものをみることができて、記憶がよみがえったみたいです。流暢に楽しそうに話すAさんをみて、皆さんも「そうなの～」と関心しきり。楽しいひとときを過ごせました。これからも、利用者様のいろいろな面をみていきたいな、と思いました。