内蔵助さん、はじめまして。最後までできるだけ在宅でと思うお気持ちわかります。しかし、確かにイザという時のための知識は持っておくべきですよね。知識があれば、「大丈夫、イザとなれば○○という方法もある」と、心に余裕を持って介護に当たれますし。

さて、一口に介護施設といっても、ご指摘の通りいくつか種類がありますので、大まかにそれぞれの特徴などをご説明しますね。

?特別養護老人ホーム（特養）…主に介護を行ってくれる施設で、スタッフも介護福祉士やヘルパーさんが主で、医療行為の必要な方は入居が難しい場合もあります。ただ最近は医療施設と連携をはかり、24時間体制での看護が可能なところなどもあり、対応内容は施設によりまちまちです。これはと思う施設があったら、どこまでの介護が可能かなど、確認なさってください。

?介護老人保健施設（老健）…在宅復帰を目標に、リハビリなどが必要な高齢者を主に受け入れています。入所期間は比較的短期間です。ただし、中には長期入所が可能な施設や内情は特養と変わらない施設もあります。こちらもやはり、施設ごとの確認が必要です。

?グループホーム…少人数で認知症のケアなどを受けながらくらせる、共同生活型の施設です。少人数制ということで、きめ細かなケアが期待できます。

このほかにも介護付き有料老人ホームや介護付きケアハウスなど、一口に介護施設と言ってもその種類は数多くあります。お近くの地域包括センターなどで、情報収集だけでもしておくと、安心につながるかもしれません。