私の勤務するグループホームに入居されている80歳の女性は、肌身離さず小さなフェルト製のお守りを持ち歩いています。ホームに入るまで同居していた中学３年生のお孫さんが、こちらに入居される時に、「どこにいてもおばあちゃんが元気に暮らせますように」と作ってくれたものだそうです。

こちらに入居されて半年。最初の１か月は帰宅願望があったため、ご家族の面会もセーブしてもらっていましたが、現在はすっかり慣れ、当のお孫さんも受験生にも関わらず、毎週、面会にいらっしゃいます。

こういう素敵なご家族みなさんに笑顔でいていただくために、私たちの仕事があるんだな。と、思うとお孫さんがいらっしゃるたびに、心がひきしまる思いです。