認知症のお祖母さまの介護に取り組まれていらっしゃるのですね。いつまでもちゃんとしたお食事を、とのお心がけ、なかなかできることではないですよね。本当によくやっていらっしゃると敬服します。
ただ、今のお祖母さまにとって、口からの食事にこだわることは、本当に幸せなことなのでしょうか。認知症で食事ができない理由はいくつか考えられ、たとえば食事をするための筋肉が衰えてしまったり、食事をする、という行為を忘れてしまう、食べ物というものへの認識がなくなる、などがあります。そのいずれにしても、ご本人にとって、食事は好ましい行為ではなくなります。苦痛でしかない、ということもしばしば起こります。また快不快だけでなく、食事をとれないことで脱水症状も起こしやすくなりますので、命にもかかわることになってきます。
ご本人にとって、食事にこだわることがいいのか、それともほかの方法ででも栄養補給をすべきなのか、さまざまなことを検討なさってご判断くださいね。