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一般介護者向け

子どもの頃を思い出すと、どうしても親に優しくなれない。

かなっち 2011-11-13 21:59:23
カテゴリ:ココロとカラダの癒し部屋

要介護1の母親を介護しています。母はもともと足にハンディがあり、それが加齢とともに進行しています。また、物忘れなども年々ひどくなっているような気がします。日常生活はなにをするにも介助が必要ですし、話をしていても前後関係がおぼつかないので、辛抱強く聞いて、答えてあげなくてはなりません。
なにをするにしても、娘の私がサポートしなくてはいけない状態なのですが、私はどうしても母に優しく接することができません。というのも、子どもの頃から母にはひどくきつい仕打ちを受けた印象が強く、それが忘れられないのです。幼いから、庭の水やりや食事の後片付けなど、ささいなことで叩かれたり、暴言を吐かれ続けていました。また、恋人ができた時も「親に歯向かうのか」と言って、仲を裂かれたこともあります。母を見ていると、いつもそんな体験がよみがえってきてしまいます。ちょっとしたきっかけで、その幼い頃の辛い気持ちを思い出してしまい、息苦しくなることもしばしばあります。
年老いた母に、冷たい態度しかとれない自分を、情けなく思うこともあります。じっさい、私の夫のほうが優しく介護しているかもしれません。私自身、もう昔のこととして水に流して、母を憎みたくない、とも思います。どうしたら、この苦しみから逃れることができるのか、自問をくりかえしています。
ここに書かれている体験談を拝見すると、皆さん私よりももっとハードな介護を、細やかにされている人ばかり。ささいなことにまで腹を立て、母を冷遇してしまう自分が情けなくなります。

コメント

ネコの手

 2011/11/14 19:09


かなっちさん、こんにちは。臨床心理ケアについて、ちょっぴり詳しいネコの手です。かなっちさんは、これまでとてもお辛い気持ちを抱えていらしたのですね。幼い頃の悲しみを抱えて、これまで頑張ってこられたのです。そんなかなっちさんを、私は立派だと思います。どうか、ご自分を「情けない」と責めたりなさらないでください。
子どもの頃、お母さんから受けた体罰やひどい言葉による傷に、大人になっても苦しめられている。そして、日常のさまざまな場面で、その感情に振り回されてしまう。そういう方は、ほかにも多くいらっしゃいます。そういうとき、誰かがその人の心の傷をなぐさめ、思いやり、子どもをなだめるように癒してくれればいいのですが、なかなかそううまくはいきません。そんな時、その人を癒せるのは、その人自身なのです。
かなっちさんが今、苦しんでおられるものの多くは、親御さんによってもたらされたものかもしれません。けれど、大人になったかなっちさんが今、それをどう対処するかは、かなっちさんご自身の問題となっているのです。ですから、かなっちさんが、苦しい自分自身を認め、受け止め、やさしく思いやってあげてください。「これまでよく頑張ってきたね」「あの時、ああ言われたのは、本当に悲しかったよね」と、ご自分を振り返り、なだめてあげてください。
かなっちさんの中にいる「子どもの頃のかなっち」は、傷ついたまま、震えて、動けないままなのです。それを、大人であるかなっちさんが、わかってあげて、手をさしのべてあげてください。そうすることで「子どものかなっち」は、少しずつ大人に成長していくことができるようになるでしょう。
それから、お母さんに優しくできないご自分をあまり責めないであげてください。いつか、その苦しい思いを「もう、いいかな」と手放せる時がきたら、きっとお母さんに、今と違った感情を持つことができるようになると思います。

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