介護福祉士として施設で働いています。お一人での介護、毎日お疲れ様です。

徘徊については、自宅へ戻れず危険な場所で亡くなる方も多いのが現状です。お二人での散歩は継続されるとして、一人で出て行くのを防ぐセンサーの設置や、地域の徘徊サポート（徘徊する可能性のある方を事前登録しておくことで、行方不明になった時などに警察と連動して保護してもらえるなどのシステムを自治体で導入している地域があります）などを確認して申し込んではいかがでしょうか。

また、考え方を変えて「閉じ込める」のではなく、奥様を「危険な目に遭わせないため」に、二重鍵を設置するなどしても問題はないと思います。奥様が嫌がるようなら、なるべく目につかない場所に鍵をつけるか「防犯のためにね」などのお声掛けをしてみてはどうでしょう。

またケースバイケースではありますが、徘徊を抑える方法としては昼のうちに体力を使ってもらうという方法があります。昼に運動などをして体を疲れさせるとよく眠ってくれて、夜の徘徊が治まるケースもあります。また、人に会うと気を使って疲れるということもありますから、デイサービスなどへ通っていただき、その間ご主人がゆっくり休まれるのも良いですよ。環境が変わることを最初は拒否されるかもしれませんが、日中気がまぎれれば、少しは状態も変わるかもしれません。

ご主人が介護疲れで共倒れにならないためにも、介護保険を利用してケアマネジャーに相談しつつ、介護プランを練るなど、何かあっても対策を一緒になって考えていってくださる方を作ってください。